つみたてNISAを始めるには

2018年3月1日

NISA 初心者向け

t f B! P L




つみたてNISAとは、2018年1月から金融庁が始めた少額からの長期・積立・分散投資を支援するための非課税制度で、購入できる金額は年間40万円までに限られており、非課税期間は20年間であるほか、購入可能な商品は、金融庁に選別された長期・積立・分散投資に適した一定の投資信託に限られていますので、初めての資産運用としてはとてもおすすめです。
☝本来なら、投資から得られた利益に対し、約20%の税金(住民税や所得税など)がかかりますが、つみたてNISAはこれがゼロになります。

金融庁公式HP


私が、つみたてNISAを知ったきっかけは、妻が妊娠したため、インターネットで学資保険を調べていました。そしていくつかの候補を決め、詳細の説明を受けるため実際に保険屋さんと会うと、「今は学資保険よりも変額保険や、外資形保険の方がおすすめです」と説明を受けました。

もともと学資保険しか頭になかった私は保険にいろいろな種類があることを知り、子供のために、一から合理的な資産運用方法がないか調べました。


そこでiDeCoと、つみたてNISAに辿り着いたのです。
タイミングも良かったです。丁度つみたてNISAが始まりそうな時期だったので。

iDeCoと、つみたてNISA、この二つを知らずにいたらどれだけ勿体無い思いをしたかわかりません。

iDeCoとNISAについて、今回はつみたてNISAの説明になります。(iDeCoは参考記事コチラ→「iDeCoを始める人はここから」

私はどちらも始めているのですが、中にはどちらか片方だけでいいという方もいるかも知れませんので、iDeCOとの比較をしながら説明していきます。



iDeCoとの比較

税金面

iDeCo

  • 毎月の積立額がそのまま所得控除になるため、所得税、住民税が安くなる
  • 70歳まで運用益非課税


つみたてNISA

  • 20年間運用益非課税


☝つみたてNISAの20年間運用益非課税も通常の投資と比べたらかなり税金面において優遇されているのですが、やはり毎月の積立額が所得控除になるiDeCoがすごすぎるため、税金面ではiDeCo。


年間投資上限額

iDeCo

  • 14万4000円(公務員等)~81万6000円(自営業)


つみたてNISA

  • 40万円


☝自営業の方や専業主婦(夫)であれば、iDeCoの方が多く投資(積立)可能ですが、公務員や会社員であればつみたてNISAの方が多く投資(積立)可能です。


各種手数料

iDeCo

  • 口座開設手数料(最初の1回のみ):2777円~
  • 口座管理手数料(毎月):年間2004円~

つみたてNISA

  • 無料


☝各種手数料についてはiDeCoは継続して毎月の口座管理手数料がかかります(参考記事コチラ→「iDeCoを始める人はここから」)が、つみたてNISAにはありません。


自由度

iDeCo

  • 原則60歳になるまで引き出せない。


つみたてNISA

  • いつでも引き出すことが可能。


☝これは考え方ですが、すぐ引き出せてしまうと使ってしまうという人には、引き出せない方がいいかもしれません。

比較のまとめ

本来なら、iDeCoは通常の個人年金と、つみたてNISAは通常の投資信託と比べてみるのがお得さが分かっていいのですが、比べるまでもないので、あえて、そもそもどちらも大変お得な制度を比べてみました。


私は老後にもらえる年金を増やしつつ、節税もできるiDeCoと、学資保険や銀行貯金で積み立てるよりも子供が20歳の時多く積み立てることができそうなつみたてNISAどちらもおすすめします。

始めるには

前置きが長くなりましたが、つみたてNISAのお得さが分かったところで、いざ始めるにはどうしたらいいか。

つみたてNISAを取り扱う金融機関でつみたてNISA口座を開設すればいいのです。

注意点としては①開設できるのは一人一口座のみ、②年に一度にだけ金融機関は変更可能です。

よって、金融機関選びが重要となってきます。


金融機関の選び方

つみたてNISAでは、金融機関による手数料の違いはありません。

なので、商品の品揃えが重要となってきます。

そうすると、上からSBI証券(132商品)、楽天証券(129商品)、マネックス証券(121商品)となってきます。


これらから選ぶのが良いのではと思います。
私はSBI証券にしましたが、ほかの2つでもまったく問題ないと思います。
しかし、私みたいに、つみたてNISAはSBI証券、iDeCoはマネックス証券、マネーブリッジを行うために楽天証券と3社開設するのが面倒な方は1社に絞るのもいいと思います。


参考までに、

  • SBI証券:つみたてNISAだけでなく、様々な投資を始める方におすすめ。
  • 楽天証券:投資信託だけではなく楽天銀行や楽天市場など楽天ポイントを利用する方におすすめ。
  • マネックス証券:iDeCo、つみたてNISAのみの運用だけならおすすめ。

で、選ぶのが良いのではないかと思います。
マイナンバー通知カード、免許証の画像をスマホ等で撮影しておくと開設がスムーズです。
下記に各証券会社のつみたてNISA口座開設のリンクを貼っておきます。

SBI証券公式
楽天証券公式
マネックス証券公式


以上、お読みいただきありがとうございました。

このブログを検索

ブログ アーカイブ

Translate

免責事項

当ブログのすべてのコンテンツ・情報につきまして、可能な限り正確な情報を掲載するよう努めておりますが、必ずしも正確性・信頼性等を保証するものではありません。当ブログに掲載された内容によって生じた損害等の一切の責任を負いかねます。本免責事項、および、当ブログに掲載しているコンテンツ・情報は、予告なしに変更・削除されることがあります。予めご了承下さい。

人気記事

  • 実際に利用してみた仮想通貨の取引所のおすすめを比較してみました。 まず、取引所とは、仮想通貨を「買いたい人」と「売りたい人」の仲介サービスを行っているところです。一方販売所というのもあり、売りたい人(個人)から買うのではなく、販売所から仮想通貨を購入するので、取引...

  • 仮想通貨は取引所によって、同じ時間、同じ仮想通貨でもその価格は違います。下の画像を見てください。 全部BTC/JPYなのですが、最高値のGMOcoinでは、966,977円ですが、最低値のCoincheckでは923,566円となっております。 ...

  • さて、仮想通貨の取引を行うには、まず、取引所(販売所)の登録が必要です。 取引所の登録が済めばあとは自由に取引が行えます。 ただし、取引所毎に扱っている仮想通貨が違うので注意が必要です。 仮想通貨とは 仮想通貨 (かそうつうか、英語: virtual c...

  • つみたてNISAとは、2018年1月から金融庁が始めた少額からの長期・積立・分散投資を支援するための非課税制度で、購入できる金額は年間40万円までに限られており、非課税期間は20年間であるほか、購入可能な商品は、金融庁に選別された長期・積立・分散投資に適した一定の投資...

  • 簡単な経緯は、平成30年1月26日にコインチェックからNEMが流出し、同日中に売買や送金などほぼ全てのサービスが停止しました。 その後、1月26日に1回目の記者会見を行い、NEM流出のざっくりとした経緯、ホットウォレットでNEMを保管していたこと、補償については...

おすすめ仮想通貨取引所

bitFlyer ビットコインを始めるなら安心・安全な取引所で

QooQ